冬の吹き抜けは寒い!天幕カーテンで対策しませんか?
開放感があってお部屋を広く感じたり、1階と2階の空間がゆるやかにつながって、家族のコミュニケーションが取りやすくなったりというメリットのある吹き抜け。
高い位置の窓から日差しが入ることもあって、明るくおしゃれな空間になりますよね。
ただその反面、冷暖房効率がどうしても悪くなりがちというデメリットも。
特に冬、広い空間の中ではせっかく暖房で温められた空気も上の方へと昇っていってしまい、ご家族の集まる1階部分が暖かくなりにくいのが難点です。
かあてんやでも、冬になると「吹き抜けのあるリビングが寒くて…どうにかならない?」というご相談をいただくことがよくあります。
そんなときにご案内しているのが「天幕カーテン」です。
目次
天幕カーテンとは
カーテン生地を、1階吹き抜け部分に天井を作るようなイメージで取り付けるものです。
せっかくの吹き抜けですので、必要な時は閉めて吹き抜けを仕切れるように、不要な時は開けて開放感を感じられるようにと、開閉できるようにお作りします。
そのため、吹き抜けの平行な面にそれぞれレールを設置し、その間を渡すようにカーテン生地を取り付けて、2本のレールに沿ってカーテンが動くというような構造になります。
どんな生地がオススメ?
「1階の吹き抜け部分に天井を作るイメージ」ではありますが、吹き抜けならではの明るさは出来るだけ活かしたいもの。
天幕カーテンはレースカーテン生地や、ドレープ生地でも薄手のものを使うことが多いです。
- 吹き抜けのメリットである採光を確保しやすく、お部屋が暗くならない
- レース生地は透け感があるので、厚地と比べて圧迫感が少ない
というようなメリットがあります。
「採光拡散」機能のあるレースなら、窓からの直射日光を柔らかく拡散して、さらにお部屋全体を明るくしてくれます。
「遮熱」機能のあるレースなら、熱の移動を遮断してくれるので冬は暖かさを保ちやすく、夏は日差しの暑さを和らげて冷房効率アップにもなります。
また、「ヨコ取り」と呼ばれる幅の広いレース生地は、面積の必要な天幕部分にも1枚の生地から作ることができ、継ぎ目が無くて仕上がりが綺麗です。
カーテンのたわみについては、必要な幅に対して長めの生地を使ってぽわんとたわませるか、スッキリとフラットに近い形にするか(多少のゆとりは必要なので、完全に平らにはなりません)等、イメージに合わせてお選びいただけます。
どうやって開閉するの?
天井と同じ高さに設置する天幕カーテンは、カーテンそのものには手が届きません。
紐(ヒモ)で操作できる紐引きレールを使うと、1階で紐を引っ張るだけで簡単に開閉ができます。
吹抜の平行な面に、同じ高さでレールを1本ずつ取り付けます。
カーテンの幕体には一定の間隔で細いポールを通してあり、そのポールが両サイドのレールに沿って動くことで、カーテンを開閉することができます。
どんな吹き抜けでも取り付けられるの?
平行な面にレールを取り付けて、その間をポールが動くという構造上、長方形や正方形など四隅が直角な吹き抜けが対象となります。
吹き抜けに階段や切り欠きがあったり、隅が直角ではない箇所には取り付けることができません。
また、取り付けたい高さに照明がある場合や、レールを取り付けたい箇所の壁に下地(壁を支える柱や補強材)が無い場合も、取り付けることはできません。
下地については、スタッフが採寸と合わせて確認させていただきます。
天幕カーテンの取り付けが難しい場合は、吹き抜けの高い位置にある窓の断熱性を上げる商品選びが重要です。
【参考コラム】吹き抜け窓に合うカーテンは?
天幕カーテンの施工例
こちらは、生地をたわませずフラットに近いイメージで制作した天幕カーテンです。
かあてんやオリジナルの薄手ドレープ生地を使用しており、1階2階それぞれのプライバシーを確保しつつ優しく光を取り入れてくれます。
このお家のように、取り付けたい箇所のすぐ下に照明などがある場合は、生地をたわませずポールの間隔も狭くすることで開けたときに生地が畳まれる幅も小さくなるので、照明との干渉を防げます。
季節によって開け閉めして使うものですので、閉じたときのことだけでなく、開けたときのことも考えて作ることが大事です。
天幕カーテンがあると、暖かさが違います!
1階と2階の空間を仕切ると、空気の対流がそこで遮られます。
1階で温められた空気がそのまま1階に留まるので、天幕カーテンが1枚あるだけで体感の暖かさは違ってきますし、省エネにもなります。
時節柄、電気代や燃料代も気になるところですよね。
吹き抜けのあるお部屋の寒さにお悩みの方、一度かあてんやに相談してみませんか?