穴の無いブラインドやプリーツスクリーン、ご存知ですか?
一般的な横型ブラインドやプリーツスクリーンには、昇降するために機械から下がったコードを通す穴があいています。
縦に明るい線が入ったように見えるこの穴、以前は構造上どうしても必要なものでした。
でも最近は、穴の無いブラインドやプリーツスクリーンが発売されてきています。
どうやって実現したのか?穴の有無によるメリットやデメリットとは?を、ここではご紹介していきます。
目次
穴は何のためにあいているの?
横型ブラインドやプリーツスクリーンは、一番上に機械があり、そこから下がったコードが一番下のバーにつながっています。
そのコードを巻き取ることでバーを引っ張り上げ、全体が昇降できる仕組みになっています。
上部の機械と下部のバーの間に、ブラインドの場合は金属などでできた羽(スラット)、プリーツスクリーンの場合はジャバラ状に折り目の付いた布地や不織布のスクリーンがあり、それらに穴をあけてコードを通すことで全体をつなげています。
【参考コラム】横型ブラインド(ベネシャンブラインド)ってどんな特徴があるの?
【参考コラム】プリーツスクリーンってどんな特徴があるの?オススメの窓は?
穴があることでのメリットとデメリットとは?
メリット
- 穴を通してつなげているので、確実に固定される
デメリット
- 穴から光が漏れてしまう(その結果、トップ写真のように明るい線のように見えます)
- 室内の配置によっては、漏れてきた光がテレビやパソコン画面に反射しチラついて見える
- 穴があることで、冷暖房効率が低下する
特に、寝室など光を入れたくない場所では、光が漏れてくるのが気になってブラインドやプリーツスクリーンを選びにくいという課題がありました。
穴の無いブラインド
タチカワブラインドの「パーフェクトシルキー」や「アフタービートエグゼチェーン」、ニチベイの「セレーノグランツ」「クオラグランツ」は、羽(スラット)に穴が無い横型アルミブラインドです。
また、同様に穴を無くした木製ブラインドとしてタチカワブラインド「フォレティアエグゼチェーン」やニチベイ「クレールグランツ」もあります。
いずれも羽の前後を挟むようにコードが付いており、その間にハシゴのように渡したコードで羽を支える構造になっています。
羽の真ん中に穴をあけるのではなく、端に小さく凹んだ切り欠きがあり、そこにコードを引っ掛けることで羽を固定しているので、穴が無くても簡単にバラバラになってしまうようなことはありません。
穴を無くしたことで、さまざまなメリットが生まれています。
メリット
- 高い遮光性が実現し、光のチラつきも抑えられる
- 穴からの光漏れが無いことで意匠性がアップし、濃い色の羽(スラット)の場合も見た目が綺麗
- 冷暖房効率がアップし、省エネ効果が高くなる
- 穴を通るコードが無いので、お手入れの際に引っかかりにくい
- 羽(スラット)にコードを通して固定されていないので、一枚ずつの交換が簡単にできる
デメリット
- 従来からの穴のある製品よりも、価格が高くなる
穴の無いプリーツスクリーン
タチカワブラインドの「ゼファー」「フィーユ」、ニチベイの「もなみグランツ」は、スクリーンに穴が無いプリーツスクリーンです。
一般的なプリーツスクリーンではスクリーンの厚みの中に穴をあけてコードが通っているところを、ゼファー・フィーユやもなみグランツではスクリーン後方をつまんで圧着し、そこにコードを通すことで表面からはコードや穴が見えない構造になっています。
こちらも穴が無いことでのメリットが多くあります。
メリット
- 高い遮光性が実現し、光のチラつきも抑えられる
- 表面にコードが見えず、穴からの光漏れも無いので意匠性に優れ、無地も柄物も生地本来の美しさを楽しめる
- 冷暖房効率がアップし、省エネ効果が高くなる
- コードが表面には出ないので、お手入れの際に引っかかりにくい
- コードが表面には出ないので、小さなお子様やペットがいてもイタズラされにくい
デメリット
- 従来からの穴のある製品よりも、価格が高くなる
穴の無いブラインドやプリーツスクリーン、オススメです!
どちらもお値段が少し高くなってしまうのがネックではありますが、チラチラする光漏れやお掃除のときの引っかかりなど、日常生活の中での小さなストレスを解消できるのが穴の無い製品の魅力。
見た目にもスッキリとしていて、これから長く続いていく生活がちょっと快適になります♪
おうちにブラインドやプリーツスクリーンをお考えの際は、ぜひ一度ご検討くださいね。